私は初めてタイヤ交換やりました。タイヤがバーストしてしまって、走行できなくなってしまったので仕方なく緊急対応でやりました。
その時に説明書を読みながらやったのですが結構わからないことがあったので、私が困ったところで困る人がいなくなるように
今回は詳しく写真を30枚以上使って最初から最後まで工程を説明していきます。
タイヤ交換はスタンドとかお店にいけばできますけど、お金かかりますし私みたいに急に交換するはめになることもあります。
そんな時に全然作業できないと困ってしまいますよね。ですので全部業者任せにしないで、タイヤ交換のやり方は知っておくべきです。
雪国の方や雪国に遊びに行く人はスタッドレスタイヤに交換しなければなりませんし、
覚えればできることに毎年お金払うのもバカバカしいと感じませんか??安全に気を付けて作業をしてみましょう。
一度全体をバーッと読んでから、記事を見ながら順番に沿ってタイヤ交換を始めることをおすすめします。
タイヤ交換のための工具(車載工具)
ではまずタイヤ交換をするための工具を見ていきましょう。
知らない人もいると思いますが、タイヤ交換のための工具は基本的に最初から車に積まれています。
それを車載工具って呼びます。
車載工具の場所
じゃ、車載工具のありかを確認しましょう。
私の車は後ろを開けたところのさらに下に工具があります(矢印のところ)
近づいてみると、開けるためにビロビロ出てる部分があるので、引っ張ります。
開けると、ちょっとものを入れられる空間が出てきます。ここもつまみをひねって開けます。
開けると工具とパンクの応急キットがでてきました。
ジャッキはここではなくて、これより手前を引っ張り上げます。
よく見ると、PULL UP の文字とジャッキのマークが書いてありますね。
こうやって手前にあるくぼみを引っ張って、ガポッととります。
ジャッキが出てきました。
これで工具がみつけられましたね。
以前乗っていた車は、車の後ろの下ではなく「横」に工具が入っていました。
次の写真の左右の赤丸部分
右側:シャトルは特に開けられるところはなし
左側:右側と一緒
私としては車載工具が下に入ってると積んでいるものを全部引っ張りだしてからじゃないと取り出せないので、
ちょっと面倒だなと感じました。
工具の種類
車載工具の種類を確認していきましょう。
この車載工具の中でタイヤ交換に使用するのは、
- マイナスドライバー
- レンチ
- くるくる(本名はよく知らないです)
- ジャッキ
以上の4つです。
他の道具は牽引するときや、パンクの応急処置をするときに使用します。
ちなみに、昔のほとんどの車にはスペアタイヤが載っていましたが最近の車にはスペアタイヤはあまり載っていません。
でかいし重いしほとんど使わないのでのっていないです。パンクしたときは助けを呼ぶしかないのが悲しいですね。
車載工具以外に準備しておきたいもの
車載工具だけでもタイヤ交換は可能ですが、
できれば事前にそろえておくとより確実に、安全に作業を進めることができるグッズをご紹介します。
作業手袋
素手の作業は汚れるし、ケガをしやすいです。安全に手袋で手を保護しましょう。
作業手袋はスーパーやホームセンター、コンビニにも売っています。
軍手でもいいので、1セットは車に突っ込んでおくことをおすすめします。
私みたいにいきなりタイヤがバーストすることもありえますのでね。
輪止め(タイヤストッパー)
平坦な場所で作業できるとは限りませんし、パーキングブレーキをかけていても車が動いてしまうこともあり得ます。
タイヤストッパーを使って確実に車を止めましょう。
ファミリーカー程度なら樹脂製の軽いやつで十分です。
トルクレンチ
タイヤのナットを締める強さはメーカーによってきめられています。
強すぎても、弱すぎてもダメです。弱いとがたがた、タイヤがとんでくことも。強いと最悪ボルトがちぎれます。
ですので、きちんとその締める強さを測る工具を持っていなければなりません。
私の場合は緊急で108Nmの力をなんとなくのパワーでやりました。
しかし、これではちょっと怖かったのできちんとあとで測りました。
そもそもNmなんて単位、なじみがなくて想像しづらいですよね。
トルクレンチ、持っておくべきです。
タイヤ交換の流れ
ではタイヤ交換の工具がそろったところで交換の手順をご説明していきます。
取り外すタイヤはどこから外しても問題ないですよ。
平坦なところに停車、パーキングブレーキ確認、輪止め
まずは車を安全に止めます。
ジャッキアップすると車のバランスは悪くなりますので、きちんと平らな場所に駐車しましょう。
輪止めも忘れずに。
交換するタイヤの対角線側のタイヤに輪止めをするのが理想です。
もしもそっちが一般車が通ってきてアブナイとかそういう場合は無理してそこにする必要はありません。
ちなみに、チェーンは100均のやつ。
で、その頂点に磁石くっつけて写真みたいにくるまに張り付けてます。
ホイールキャップ(カバー)をはずす
マイナスドライバーを使ってホイールキャップをはずします。
隙間につっこんでぐいぐいやると、ばこっととれます。
カバーが外れてナットが見えました。
ジャッキをはめる
車の下を見ると、タイヤの近くにぼこぼこっとなっている部分があります。補強部です。
ここがジャッキをはめる場所です。
ジャッキにも「必ず矢印の補強部でジャッキアップしてください」と書かれています。
補強部でジャッキアップしないと車がゆがむことがありますので、必ず補強部でジャッキアップしましょう。
まずはジャッキの高さがこの補強部に届くまで、手でくるくるまわします。
ナットを緩める
ジャッキが補強部に届いたら、くるくるとレンチを使ってジャッキを少し上げていきます。
が、注意点として、完全にタイヤを上げてしまう前にナットを少し緩めます。
タイヤにも荷重がかかっている状態でナットを緩めないとナットが固いので、うまく緩まないことがあります。
タイヤが浮いちゃっていると車輪ががたがたしますしね。
くるくるとレンチをつかってある程度あげます。ここは車両ごとによって上げる量が違うので何ともいえません。
タイヤが完全に浮かないである程度荷重がかかっていること、ジャッキにも荷重がかかっていればOKです。
ジャッキアップした後にナットを緩めると、強い力がかかってボルトがゆがむ可能性があります。
しかもジャッキが倒れるかもしれませんのでやめましょう。
レンチを反時計回りに回してナットを緩めます。ナットを緩める順番は気にしなくていいです。
この段階ではレンチ半周分くらい緩めれば十分です。
ほんとにナットが固い場合は足で体重かけますが、ナットがいかれる可能性があるので、おすすめしません。
最終手段としてとっておいてください。
ジャッキアップする
ナットが全部すこし緩んだら、タイヤが宙に浮くまでジャッキアップします。
くるくるとレンチはこんな感じで組まれています。
写真では上がりきっていないように見えますが、1センチくらい浮きました。
これで十分タイヤ交換は可能ですので、ジャッキアップを終了します。
上げすぎは車両のバランスが悪くなります。
タイヤ交換可能な量だけ上げればいいのでやりすぎ禁物です。気を付けてください。
ナットをはずす
ナットを手で緩めてとっていきます。先ほどレンチで緩めているので、手でも緩まります。
全部ナットが取れました
タイヤを外す
タイヤをゆっくり引っ張り、外していきます。
はずれました。
交換タイヤをはめる
新しいタイヤをはめます。
ナットを手締め
手でナットをはめていきます。順番は気にせず。全箇所手ではめられるだけはめてください。
ナットを仮締め 締め付け順に注意
レンチを使ってナットを締めていきます。
軽い力で閉まるくらいまで、順番はどこのナットから締めてもいいですが、
二番目は必ず対角線上のナットを締めるようにしてください。
そうしないと締め付けのバランスが取れなくなります。気を付けてください。
ジャッキを下ろす
くるくるとレンチを使ってジャッキを下げます。
ナットを本締めする 締め付け順に注意!
レンチを使ってナットを本締めします。
順番は仮締めのときと同様に対角線を意識してください。
トルクレンチを持っている方はここでトルクレンチの出番です!
108N・mかな?ばっちり締め付けてください。
ホイールキャップ(カバー)をはめて完成
手で押し込めば入ります。
これでタイヤ1本の交換が完了です。
タイヤ交換した感想
では、タイヤ交換をした感想を述べたいと思います。
「思ったより簡単だった」です。
所有時間はだいたい1本あたり10分かかるかかからないかくらい。
全部で30分ちょいでしたね。
いつも私はガソリンスタンドにタイヤ交換依頼をしていたのですが、これからは自分でやっても問題ないかなあと思います。
4つも交換するとそれだけで2000円~のお金がかかってきます。
「30分で2000円かーなかなかいい商売だな!」って思ってしまいました。
注意するべきところはありますが、きちんと順番を守ってやればだれでもできることです。
初心者の私でもできたのですから、あなたでも絶対できます。
ぜひスタッドレスタイヤの交換や、パンク時の対応に役立てていただければと思います。
交換のための工具の準備はより作業を安全に、やりやすくしてくれますのでぜひ購入しておくことをおすすめします。
セルフのガソリンスタンドを使ったことがない人は記事ガソリンスタンド(セルフ)のやり方を初めてでも絶対できるように説明しますをチェックしよう
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